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『栖鳳逸品集』
竹内栖鳳[画]
東京: 芸艸堂、昭12[1937]
日本画家として高い評価を受けた竹内栖鳳(1864-1942)の図案集『栖鳳逸品集』の第一集(31点)。竹内栖鳳が亡くなるわずか数年前に、栖鳳監修のもと芸艸堂が制作した『栖鳳逸品集』は、当初は定期購読者向けの分割出版だった。単行本という形式は、分割払いが完了した後のオプションであった。最初のシリーズで使用された印刷技法は、カラー木版画(19点ある)、コロタイプ、写真製版(1930年代としては驚くほど洗練されたものもある)などである。1945年の東京大空襲で版木が焼失したため、この第1シリーズの製本セットは希少である。この版画は、ロジャー・キーズとジャック・ヒリアーが『絵本』の中で、その革新的な版画技法を絶賛したことで有名である: The Artist and the Book in Japan (2006)とThe Art of the Japanese Book (1987)でそれぞれ紹介されている。
最初のシリーズ。刺し綴じ1冊、完本。オリジナルと思われる布張り函、オリジナルの題簽あり。台紙と上部の縁に欠け。ティッシュガードに折れ、時折穴。コロタイプを中心に、プリントに褐色、ヤケ、跡がある。[図版31点。48.1 x 41.9 cm。