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忠臣蔵七ッ目文句 素人浄瑠璃仕方見立
[作者不詳]
寺町、[京都]: Kashiwaya Sōshichi、[江戸時代後期(1830-40年代)頃?]
人形浄瑠璃の素人が使う、ユーモラスな語句を木版印刷したもの。各コマの上部に記録された語句は、同じコマの下半分に、その語句がどのような場面で言われたのか、あるいはどのような人物が発したのかが添えられている。例えば、あるコマには「御意得に参った 番付に下りたといや みいぬふ人」とある。また、「『前略、よろしくお願いします』-番付で上位に入りたいがために出版社に賄賂を贈る人」ともある。タイトルにある「忠臣蔵」や「七」の意味は不明で、「忠臣蔵第七幕の句」と訳すべきかもしれない。タイトルと本文のニュアンスを読み解くには、さらなる研究が必要であることは明らかだ。プリントには別紙の部分的な英訳が付いている。江戸時代の浄瑠璃役者の用語や言い回し(スラングの可能性もある)の貴重な記録。
片面木版刷り1葉、完本、片面手書き1葉付。印刷された葉に摩耗、小さな欠損、欠け、汚れ、焼き穴。同じシートの右下角にシールの残り。手書きシートに中央折り目。手書きシートのサイズは約29.7×41.8cm、印刷シートのサイズは約33.8×47.4cm。