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[無題の摺物]
[作者不詳]
[日本、明治時代(1870年代~1900年代)頃?]
春を題材にした小さな摺物で、作者不明の詩3篇とイラストが収録されています。そのうち1篇は春を、もう1篇は凍った井戸の氷が溶ける様子が描かれています。これらの詩は、イラストのテーマに関する手がかりを提供するかもしれません。イラストには、おそらく低位の廷臣と思われる男性が扇子と棒を持ち、バケツを持つ別の男性とやり取りする様子が描かれています。白い服の男性の左にある赤い物体は不明です。おそらく2人は井戸の頂上の氷を割ろうとしているか、または氷が自然に溶け始めた最初の日で、春が近づいていることを示しているのかもしれません。作者の名前と印章は解読できませんでしたが、おそらく上方(カミガタ)を拠点としていた画家でしょう。
1枚、片面彩色木版印刷、完品。軽い折り目、汚れ、黄ばみあり。薄手の和紙に貼付。20.3 × 15.3 cm。